蛋白質・・・protein
            栄養学の主役的存在で、筋肉・臓器・皮膚などを作り、毛・爪・骨を強化する
           栄養素です。
            また、血液成分・代謝反応を促す酵素・ホルモン・免疫抗体も蛋白質が作用します。

           では、蛋白質とはいったい何者でしょう?
           蛋白質の正体は、アミノ酸の鎖状分子です。
           アミノ酸と一言に言っても、約20種類のアミノ酸が存在し、その内9種の必須アミ
            ノ酸があります。
            ロイシン・・・脳機能の刺激、筋肉のエネルギー交換率を高める。
            イソロイシン・知能の成長、発達。
            他

           1)不足すると・・食欲不振、拒食症がおこり成長障害につながる。
                    下痢・むくみ、疲労感・貧血をおこす。
                    精神障害の症例もあります。
                    お肌に「つや」が無くなり、抜毛もひどくなります。
                    生理不順も起こることがあります。
           2)摂り過ぎると・一番恐ろしい、肥満化です。
                    後、腎臓にも負担が掛かります。
                    蛋白質でも、動物性のみを摂取していると、高コレステロール血
                              症・動脈硬化、痛風の原因になります。


        脂質・・・・lipid
           大きく分けると脂肪・リン脂質・その他。
           脂肪とは、蛋白質、炭水化物と共に三大栄養素といわれていますが、エネルギー量は
            、2倍以上。
           リン脂質とは、脳、肝臓、腎臓などをつくるのに、重要な成分になります。
           脂肪と聞くと、ダイエットの敵とお思いの方が多いと思いますが、実は糖質に比べて
            体脂肪になりにくいのです。
           そして、植物性脂肪は血管のお掃除屋さんなのです。(コレステロールを低下)
           ダイエットの時は、蛋白質を欠かさず、脂質、糖質は「なくす」のではなく、「減ら
            す」のが大事なことです。

           1)不足すると・・脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の吸収が悪くなったり、不足
                              したりします。
                    植物性脂肪の不足は、動脈硬化の原因、悪玉コレステロールを、
                              野放しにして体調を崩します。
           2)摂り過ぎると・言わずと知れた肥満!高コレステロールからくる動脈硬化、心臓
                              発作、脳溢血、ガン等の可能性の増加です。


        炭水化物・・carbohydrate
           炭素・水素・酸素からなる、化合物。
           炭水化物は主に、糖質と繊維質からなりたっています。
           糖質には、糖の連鎖状態の「でんぷん質」と「砂糖・果糖・ブドウ糖」があります。
           繊維質は栄養価などは、全くありませんが腸の活性に欠かせない物です。

           糖質は、おなかにはいると酵素によって、ブドウ糖、果糖その他に分解されて、血液
            中に入り体の各細胞を旅して、エネルギーやグリコーゲンに変身します。
            脳細胞は、わがままで「ブドウ糖じゃないと働いてやんない!」というので、ブドウ
            糖がない低血糖状態になると、頭は働かないのです。
           朝寝起きが悪い人は、低血圧ならぬ低血糖値症かも。
            一杯のジュースを飲んでみて糖質を補給すればきっとおめめぱっちり!もちろん朝ご
            はんをきちんと食べるのが理想ですが・・・。
  
           1)不足すると・・エネルギーが足りなくなれば、蛋白質や脂質がある程度糖質の代
                              わりをしてくれるのであまり心配はいりません。でも、脳細胞は
                              ブドウ糖以外受け付けないことを、忘れないでください。低血糖
                              状態が続くと、無気力、集中できない、ひどくなると意識不明、
                              死に至ることもあります。
           2)摂り過ぎると・変身したグリコーゲンが、肝臓や筋肉に蓄えきれなくなると 更
                              に脂肪に変身、そう、肥満です。


        ビタミン・・・vitamin
           生命を意味するvital を語源としている通り、生命維持をする為に微量だが不可欠な
            有機化合物。体内で合成できないものです。
           20種類以上のビタミンが知られていますが、脂溶性のものと、水溶性のものがあり
            ます。脂溶性のものは、脂肪と一緒に摂らなければ吸収されません。
            そして光、酸素には不安定だけど、熱には安定しています。摂り過ぎると体内に蓄積
            されて有害となります。
           では水溶性のものは、中性、アルカリ性に不安定で種類によっては、水のカルキ(塩
            素)でも分解されてしまったり・・・。熱にも弱いので当然吸収はしにくいというこ
            とになります。でも、最近はお菓子にもビタミンcなどたくさんはいってますよね。
            摂り過ぎになるほうが、多いのでは?と思う人、大丈夫です。
           水溶性のビタミンは、多ければ排泄されます。
           では数あるビタミンの中から主なものを、簡単に紹介しましょう。
 
           ビタミンA・・・<レチノール(カロチン)>
                   眼のビタミンといわれています。
                              不足すると、夜盲症、角膜乾燥症、角膜軟化症、成長阻害、ニ
                              キビ、吹き出物、小ジワなどが心配されます。
                              多く含む食品は、肝油、チーズ、ほうれん草、レバー、卵、か
                              ぼちゃ、人参、トマト、緑黄色野菜、バター、牛乳などです。
           ビタミンB1 ・・<サイアミン(チアミン)>
                   道徳的ビタミンといわれています。糖質の代謝に関与し、消化
                              を助け、神経の働きを調整します。便秘、肌荒れを防ぐ効果も
                              あります。 不足すると、脚気、食欲不振、多発性神経炎、疲
                              れやすくなる、など。
                             多く含む食品は、胚芽米、牛乳、玄米、レバー、卵黄、麦、酵
                              母、、肉、しいたけ、豆類などです。
           ビタミンB2 ・・<リボフラビン>
                   美容のビタミンといわれています。 細胞内の物質代謝( 酸化
                              還元反応)に関与し、成長に不可欠です。
                              皮膚、眼を美しく、生理不順を治す効果があります。
                   不足すると、成長停止、口唇炎、口角炎、舌炎、結膜炎、手や
                              顔のシミ、生理不順など。 多く含む食品は、卵黄、レバー、
                              酵母、ほうれん草、牛乳などです。
           ビタミンB6 ・・<ピリドキシン>
                   神経のビタミンといわれています。アミノ酸、蛋白質代謝に関
                              与。中枢神経の働きに必要なので、不足するとけいれんを起こ
                              すことがあります。皮膚の健康を保ち解毒作用もあります。
                             不足すると、皮膚炎、臓器の動脈硬化、貧血、肌荒れ、神経過
                              敏、不眠症、じんましん、化粧かぶれ、成長阻害などです。
                             多く含む食品は、米ぬか、魚、酵母、牛乳、レバー、卵、肉類
                              などです。 
              ビタミンB12 ・・<コバラミン>
                   血液のビタミンといわれています。アミノ酸の代謝、核酸の生
                              成に関与。赤血球の生成を促す。抗貧血作用、肝臓の強化など
                              の効果があります。
                             不足すると悪性貧血症、神経疾患、脊柱変性、老人性痴呆症な
                              どです。
                   多く含む食品は、レバー、貝類、肉類、卵、魚、チーズなどで
                              す。
           ビタミンC・・・<アスコルビン酸>
                   肌のビタミンといわれています。コラーゲン(蛋白質)の生成
                              に関与し、細胞間の結合組織を強くします。副腎皮質髄質ホル
                              モンの生成や、利用に関与します。
                             不足すると、壊血病、発育不全、皮下出血、ストレス増大、骨
                              形成不全、歯肉炎、肌荒れなどが起きるようです。
                             多く含む食品は、緑黄色野菜、ほうれん草、レモン、みかん、
                              緑茶、イチゴ、トマトなどです。
           ビタミンD・・・<エルゴカルシフェロール><コレカルシフェロール>
                   カルシウム、リンの吸収、沈着と代謝を調整し、骨、歯の正常
                              な発育を促します。血液中のリン量を一定に保ちます。
                   ビタミンというよりはホルモンに近い働きをします。
                   不足すると、くる病(小人)、骨軟化症、虫歯、筋肉がたるむ
                              、などです。
                             多く含む食品は、しいたけ、しらす干し、卵、酵母、肝油、バ
                              ター、レバー、イワシなどです。
              ビタミンE・・・<トコフェロール>
                   老化予防のビタミンといわれています。生殖機能(精子形
                   成、子宮内に着床した受精卵の発育)を助けます。筋肉の
                   萎縮を防ぎ、働きをよくします。血液浄化、血行促進、ビ
                   タミンAの酸化防止、抗酸化作用があります。不足すると、
                   不妊症、精子減少、筋萎縮症、心臓障害、神経障害です。
                   肌を美しくし、発育を促し、性的魅力をつくる、特に女性
                   にとっては有り難いビタミンですね。 多く含む食品は、
                   胚芽油、にんじん、大豆油、かぼちゃ、ピーナッツ、かぶ、
                   卵黄、綿実油、ほうれん草などです。
 
             ここで紹介したビタミンで、A、D、Eは脂溶性、B群、Cは水溶性です。
             これ以外にもまだまだたくさんのビタミンがありますが、一日の必要量は微量
              なので、はぶきます。

        ミネラル・・・mineral
           無機塩類の形で吸収される、人体に有益な元素です。鉱物性栄養素です。
           栄養学的には、カルシウム、リン、鉄、ナトリウム、カリウムの5つです。

           カルシウム・・・ご存知骨格のミネラルです。カルシウムのうち、99%は
                   骨、歯の硬質を作るのに使われます。残り1%が、血液の
                   凝固、筋肉の収縮、神経、筋肉の興奮を抑制するホルモン
                   の分泌を円滑にする働きをします。神経の興奮、つまり、
                   イライラ、怒りっぽい人はきっとカルシウムが不足してい
                   るのです。夜なかなか寝付けない時は、暖かいミルクを飲
                   めば、カルシウムがイライラを鎮めてくれます。
                             不足すると、けいれん、情緒不安定、集中力の低下、虫歯
                   骨粗鬆症、出血症、くる病などが心配されます。
                   多く含む食品は、牛乳、くるみ、チーズ、小魚類、豆類。 
           リン・・・・・・骨や歯などにリン酸カルシウムとなって含まれます。また
                   体液を酸性、アルカリ性に傾かないようにPHの変動を握
                   ります。 不足すると、くる病、成長阻害、虫歯、骨軟化
                   症、妊娠及び授乳阻害などが心配されます。
                   多く含む食品は、チーズ、魚、胚芽、糖、卵黄、ナッツ類、
                   肉類などです。
           鉄・・・・・・・赤血球中のヘモグロビンの成分として存在し、呼吸によっ
                   て取り入れられた酸素を、身体の各組織へ運びます。
                   鉄分をよりうまく体内で働かせるには、緑黄色野菜(葉緑
                   素)と一緒に摂るのがGoodです。鉄は吸収率が悪いの
                   で、摂取した量の約10%位しか摂れません。女性は生理
                   や妊娠があるので、たくさん摂るようにしましょう。
                   不足すると、貧血、運動性貧血、成長阻害、頭痛、腰痛、
                   生理痛、月経閉止、疲労、痴呆など。 多く含む食品は、
                   レバー、海苔、卵、トマト、煮干し、ほうれん草、ゆばな
                   どです。
           ナトリウム・・・細胞外液の浸透圧やPHを一定に保っています。塩分摂り
                   過ぎが叫ばれている位なので、ほとんど不足する事はあり
                   ませんが、参考までに欠乏症を紹介しましょう。
                   循環不全、頭痛、倦怠感、精神阻害、皮膚弾性消失、たち
                   くらみ、集中力欠如、神経過敏、不眠などです。
                   多く含む食品は、食塩、人参、味噌、塩辛、佃煮、ハム、
                   ベーコンなどです。
           カリウム・・・・細胞内液で浸透圧、PH、心臓機能、筋肉機能の調節をし
                   ています。ナトリウムとのバランスを保っています。
                   不足すると、高血圧、筋肉麻痺、グリコーゲンの合成低下
                   筋肉の変性と低下、腎臓障害、腸閉塞などです。
                   多く含む食品は、すいか、緑色野菜、クレソン、トマト、
                   バナナ、柿、じゃがいもなどです。
 
         その他 やせるミネラルといわれるヨード、造血のミネラルのコバルト、老化防
         止のミネラルのセレニウム、肝臓のミネラルのモリブデン、歯のミネラルのフッ
         素、若さのミネラルの銅、神経のミネラルのクローム、酵素のミネラルのマンガ
         ン、糖尿、味覚のミネラルの亜鉛、心臓のミネラルのマグネシウム、肌のミネラ
         ルの硫黄、胃腸のミネラルの塩素などがあります。
          日本は火山国なので、ヨーロッパの土壌に比べるとカルシウムは、ほぼ皆無です
          そのかわりミネラルの宝庫の海に囲まれています。
          生物の母なる海。
          タラソテラピー(海洋療法)という言葉を最近よく耳にすると思いますが、私達
          日本人は、古くから海藻を食べる事や海水浴等でタラソテラピーを行っていたの
          です。
          海藻、例えば素干しした青海苔20g(1枚)で牛乳200cc分のカルシウム
          、ひじき60g(1袋)で生ほうれん草約4把分の鉄分です。
          わかめは酢のものにすれば、アルギン酸(悪玉コレステロールをくるんだり、余
          分な塩分を排泄したり、抗ガン作用もあるともいわれている)がより一層強く働
          きます。
          ひじきは繊維質が豊富で、便秘の特効薬。
          葉緑素も多いので貧血対策にも効果があります。
          青海苔には必須アミノ酸のメチオニンが多く、肝臓での解毒作用を助け、タバコ
          のニコチンの毒性を緩和し排泄します。
          その上海藻はノーカロリーなので、毎日の食事にプラスしましょう。



         おおざっぱに栄養の話を書いてまいりましたが、人が健康で美しく生きる為に、
         バランスよく栄養を摂らなければいけません。
          何かひとつ栄養素が欠ければ、別の栄養素が働かなくなります。
          身体の各組織を動かす為には様々な栄養素が関わってきます。
          痩せたいといって食事を摂らなかったりすれば、体重は確かに減りますが、体調
          を崩したり、肌が荒れたりするわけです。
         ダイエットをする方、どうか間違えないでください。
          栄養素=カロリーではありません!カロリーは抑えて、栄養素はきちんと摂って
          下さい。
         といっても規則正しい生活を送って三食きちんと摂れる方はほとんどダイエット
         を必要としないと思います。
          そこで最近は、栄養補助食品なるものがたくさんでています。
          自分に不足している栄養素は何か、よーく考えてチョイスして下さい。
         公害や様々な要因で食品のみで一日に必要な栄養素を全て摂るのは難しくなって
         きているのは確かです。
          ただ、栄養補助食品はあくまでも補助ですから、それだけで終わらす事のないよ
          うにして下さい。
          美しくなろうとして、間違った知識でダイエットをしても、美しくなるどころか
          、病気になってしまったり、醜くなってしまった人達がたくさんいます。
          気をつけましょう。