皮膚
      全身を覆っている皮膚の厚さは1.4mm(表皮+真皮の平均)です。一枚皮
      で身体の内部環境と外部の刺激から保護をしています。
      一枚につながっているわけですから、どこか一カ所汚れていれば当然別の場所
      にもトラブルが出てきます。
        皮膚は、保護作用、感覚作用、分泌排泄作用、体温調節作用、ビタミンDの形
        成作用、呼吸作用の働きをします。

   美しい素肌とは・・・
       a) キメが細かく表面がなめらかで感覚がソフトであること。
       b) 血液循環が良く皮膚に弾力とハリがあること。
       c) 適量の水分と脂分を含み、また汗と皮脂の分泌が適量でうるおいと正
          常な中和能があること。
       d) メラニン色素に異常のないこと。
       e) 代謝が活発に行われ、角化が正常であること。
       f) 感受性が正常(痛覚、温覚、冷覚、触覚)であること。
       g) 常に清浄され清潔が保たれていること。
 
   美しい素肌を保つには・・・
       a) 精神の安定(自律神経とホルモンの安定)
       b) 生活環境の適合性
       c) 食事の選択(栄養と酸、アルカリのバランス)
       d) 内蔵その他生理機能の正常化
       e) 皮膚の清浄と保護
 
       皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3層からなります。
        私達が日頃お手入れをしていくのは、表皮です。真皮、皮下組織に対しては、
        外からのお手入れというより身体の中から働きかけないといけません。
        皮膚は心の鏡、内蔵の鏡と言うように様々なものと関わっています。
        恋をするときれいになるっていうのも、嘘ではありません。
        うきうき、わくわく、心つまり精神が安定しているので、ホルモンがいい具
        合に分泌される、だからきれいになれるのです。
        また、肝臓が悪いと肝斑と呼ばれるシミが出来るのもご存知でしょう。
     表皮
      a)基底層
      表皮の一番下にマルピギー細胞(ケラチノサイト)と色素形成細胞(メ
      ラノサイト)が一列に並んでいます。このメラノサイトの数で皮膚の色
      は大きく関与されます。
      b)有棘層
       ケラチノサイトが数層から10数層に重積し、棘状の突起で細胞同士が連
       がっています。その間にリンパ液が流れ、表皮細胞に栄養を与えています。
       上の層に行くに従って徐々に平たくなって次の顆粒層へと移行します。
      c)顆粒層
       2から3層の細胞からなり、細胞内には塩基に染まる顆粒(ケラトヒアリ
       ン顆粒)が散在しています。また、ここで光線を反射、屈折します。           
      d)角質層
       表皮の最上部にあって、核を失った薄膜状細胞が重積しています。
       核が無いということは、いわば死んだ細胞の層ということです。
 
     基底層から角質層へと移行していく課程を角化といいます。普通これは28日
     でおこなわれます。が、年齢と共に周期が延びていき、例えば日焼けがなかな
     かとれなかったりします。
 
     真皮 
      a)乳頭層 
       表皮の突起の間に真皮が突出しているところです。毛細血管が分布してい
       て、表皮に栄養を送りこんでいます。また、水分を多量に含んでいます。
      b)乳頭下層
       乳頭層のすぐ下の層で境界は歴然としていません。
      c)網状層
       細胞成分と細胞間物質とにより、構成された真皮の一番厚い層です。
       細胞間物質とは、肌の弾力に関係する膠原繊維(コラーゲン)、弾力繊維
       (エラスチン)の結合繊維と、ムコ多糖類を含む半流動性の液体(ヒアル
       ロン酸、コンドロイチン硫酸、ヘパリン)の礎質のことです。
       皮膚が弾力を失い、老化するのは膠原繊維が太くなり、弾力繊維がちぎれ
       て礎質が減少してくるからです。
 
     皮下組織
       真皮と筋肉、骨との間にある部分で脂肪を含んでいます。クッションの働
       きをして外傷をさけるようにしています。(内部の保護)また熱の透過性
       を防いで、体温の調整をしています。