松戸戸定歴史博物館

松戸に歴史散策に行って来ました。

 JR松戸駅の改札を降りてガリバーのある東口に向かい、そのまま千葉大園芸学部方面に南下していくと、松戸戸定博物館があります。ここは徳川幕府十五代将軍慶喜の弟で最後の水戸藩主昭武が明治になってから隠居していた場所で、江戸川の河川敷を見下ろす高台に平屋の日本家屋が建っています。この家からは富士山もみることが出来たそうで、遊びに来た慶喜も写真に撮っているそうです。

 さて、戸定博物館という案内板に沿っていくと、茅葺きの山門風の入り口があり、そこを抜けると左手が博物館、右手が戸定邸となっています。博物館の方は大人六十円という破格。まあ小さな博物館ですが、昭武の撮った子供の写真などもありますから、さらっと観ておきましょう。

 戸定邸も六十円。ここがとてもよい。正面玄関を入ると左に付き人達用の控え室と専用入り口があり、右に向かえば台所や使用人の部屋に向かいます。正面の廊下を進むと、畳敷きの広々とした部屋が待っていて、部屋の向こうに江戸川が見えます。部屋に入って目を左に向けると縁側の向こうに青々とした芝生が鮮やかです。最初、松戸市が勝手に整備したものと思ったのですが、これが大間違いで、幕末に十三歳から十五歳のあいだ西洋を歴訪していた昭武は西洋風庭園に魅せられ、大名屋敷につきものの山水風庭園を廃して、いち早く芝生を敷き詰め、刈り込んだ植物や花で飾るといった、まさにガーデニング大名の異名に相応しい行動をとっていたのです。ここの縁側でのひなたぼっこが実に落ち着きます。ここで昼からぼーっとしていても六十円しかかからないなんて、素晴らしすぎます。

 戸定邸は主人の間から妻の間へと廊下でつながりその先には昭武の母の間があります。歩くとわかりますが、迷路のような不思議な屋敷です。

 とまあ、戸定邸はびっくりするようなものはありませんが、とても心の落ち着く場所です。

 このあと、江戸川の河川敷を歩き、バスに乗って、矢切の渡しに向かいました。矢切って「やきり」と読むんだそうです。松阪も「まつさか」って読むんですが知ってました?

 初渡し体験ですが、水面すれすれをゆらゆら揺れる舟。一度は乗っておくといいでしょう。このあと、帝釈天をちらっと観て、解散となりました。

 松戸戸定博物館


安い