風雲急を告げるイタリア。フランス王ルイ12世の率いる大軍は瞬く間にミラノ公国を占領した。これによって、ミラノに巣くっていた芸術家たちも蜘蛛の子を散らすが如く、新たなスポンサーを求めて各地に向かったのでした。 レオナルドもそんな一人です。フィレンツェへの途上、マントヴァに立ち寄ると、無類の派手好きイザベッラの普段着な姿をチョークでささっと仕上げたのでした。そして、そそくさと立ち去ったのでした。
レオナルドは生前から、仕事を未完成のまま投げ出すので有名だったらしいので、これもその一例ではないかと。
塩野七海さんの『ルネサンスの女たち』でお楽しみを。