ロレンツォ・デ・メディチ(1449-1492)



肖像 ロレンツォ豪華王
?。作者不明。バルジェロ美術館(フィレンツェ)蔵

銀行家、フィレンツェ市長(1478-92)
ボッティチェリレオナルド・ダ・ヴィンチミケランジェロの育ての親。特に『物語イタリアの歴史』(中公新書)で採り上げられているミケランジェロとの出会いは、なかなかのもの。散歩中に彫刻をするミケランジェロ(15歳)を見つけると、その老神の頭部の見事に感嘆しつつも、歯が揃っている老人は変じゃないかいとからかって、自分の家に連れて行くという筋立て。

当時の歴史家グイッチャルディーニによれば、「ローマ帝国が滅びてより、いまだかつてコジモとその孫ロレンツォくらい大きな権威を持った市民はいない」と称えている。

塩野七海さんの『わが友マキャヴェリ』(中公文庫)によれば、マキャヴェリは「運命から、また神から、最大限に愛された男であった」と評しているそうな。

週間モーニングに連載中の「心」の中でも採り上げられていますが、フィレンツェ内での反メディチ派の暴徒の手によって、弟ジュリアーノが暗殺され、自身も死生をさ迷っているところに、教皇、ナポリを中心とする反フィレンツェ大同盟が組まれたと知るや単身ナポリに乗り込んで講和に成功し、危機を脱するなど、まるで物語のような生き様をした人物。これで早死にだから手の付けようが無い。多くのヒロイックな君主の典型でしょう。

祖父はコジモ、父はピエロ、弟はジュリアーノ、子はレオ10世

肖像 ロレンツォ豪華王
?。作者不明。ダーレム美術館(ベルリン)蔵
彫像 ロレンツォ豪華王の彫像
?。ピサネッロの弟子。バルジェロ美術館(フィレンツェ)蔵

これが一番本人に近いらしい。



まだまだみるぞ


『ロレンツォ豪華王』はWorld Art Treasureより転載しています。
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