オランダはライデン生まれの画家レンブラントは、生涯約百枚の自画像を描きました。その目的は新技法の実験要素もあったでしょうが、それ以上に自己を曝け出すという要素も強かったようです。彼の自画像はその後多くの画家を勇気づけました。
放蕩息子とは、たとえ無一文になっても帰れる家があることは幸せだという話しで、当時よく酒場が舞台で説教の中に盛り込まれたそうです。
レンブラント絶頂期で、まさに放蕩三昧なわけですが、その中でもこうして自己をリアルに見詰めてしまうのが性でしょうか。
1653年以来の財政破綻は、1657年至って破産宣告という形でレンブラントに襲い掛かりました。全作品を含めて競売にかけられてもまだ負債が残っているほどでした。それでも自画像を描くんですね。
『frick』はtexas.net Museum of Artより転載しています。
その他はWeb Museumより転載しています。 Web Museum : (c)Nicolas Pioch,1994,1995