考古学博物館
今日こそはと思い、また早朝に武器庫へと向ったのですが、またもチケットが売り切れで入場出来ず。で、それじゃあ、ということでクレムリンに隣接する歴史博物館へと向いましたが、なんと今度は歴史博物館が休館。ちょうど、博物館の2階部分に荷物を入れる作業をしていたためだと思われます。なかなか思う通りに行かないのがロシア旅行の特徴のひとつかもしれません。ですから、この程度のことでうろたえることも無く、次の目的地へと向います。今度は歴史博物館のすぐ前にある考古学博物館です。入り口がすぐ地下へと向う階段になっていて、地下にチケット売り場があります。ちなみにここの入場料は50ルーブリ、写真撮影の許可が25ルーブリでした。しかし、これは観光客用の値段設定であって、ロシア国民であれば11ルーブリで入ることができます。ロシアでは「外国人料金」というものがあって、さまざまな公共サービスにおいて外国人は大目に払うことになります。こうした入場料などもインフレなどによって変化があるので注意。 この考古学博物館の背後にある建物は有名なホテル「モスクワ・ホテル」ですが、ちょうど解体の工事をしていたため、緑色のネットがはってありました。このホテルは再建される予定でしたが、その後再建は取りやめになってしまいました。
かつて、ロシアの町々では道路に木材を敷いて道路を整備しました。これは木材が豊富だったことと、雪解けによって道がぬかるんでしまうため、そうしたことが行われたのだと思われます。大変な資金と労力を要するため、大きな都市の主要な道にだけ敷設されました。 館内には一部だけそうした敷設道路が再現されていました。展示だけで上を歩くことはできません。
ロシアの博物館にはディオラマが展示してあることがよくあります。考古学博物館もその例に漏れず、モスクワのクレムリンのジオラマがあります。もちろん、現代のものをそのままディオラマにしたものではなく、古い時代のクレムリンの様子を再現したものです。ガラスケースに覆われた縦横4〜5メートルほどの大きなディオラマによって、クレムリン内の建物の様子や、ちゃんと機能していた頃の堀やネグリンカ川、モスクワ川につき出した水くみ場、クレムリン周囲の町の様子などを見ることが出来ます。思ったより多くの教会があるのが確認できました。モスクワ市はクレムリンの三角形を東側に拡大する形で発展してきたのですが、ここにはいわゆる「キタイゴロド」と呼ばれた街区までが再現されています。 また、橋脚の写真のところで紹介しましたが、クレムリン全体のディオラマとは別に、この博物館にある橋の昔の様子もディオラマにされてあります。 我々が見ていたとき、ちょうど小学校の社会見学だったらしく、先生に引率された子供がたくさん来て、これを囲んでいました。
上の毛皮獣の取引の図のほかに、年代記などからの挿し絵がいくつか飾ってありましたが、左の上の図はチェルニゴフ公ミハイルがどうこうという内容のものだと思います。 下の方のは中世ロシアの騎兵の絵。