古代の宦官については、宮廷の奥深くに生息していることからその生態が記録に残っていません。清代において英国人のステントという人物が北京で宦官について取材した資料があり、それによると、服装は「袍子(パオツ)」という灰色の長い上着と、その上に「褂子(クオツ)」という暗紺色の短い上っ張りを着て、黒地のズボンをはくといった地味な服装です。それに半円形の宦官帽を被っています。歩くときは前屈み気味に小股でちょこちょこ歩くので、遠くからでも一目でわかります。
若い宦官は、それが美貌の持ち主であれば、その女らしい仕草などから本物の若い女が男装したような錯覚を与えるそうです。当然、髭などは全く生えません。
年をとるとものすごく肥ってきますが、さらに歳をとるに従って肉が落ち、皺だらけになります。そのため、実際の年齢よりも老けたように見えるそうです。
また、性格にも変化が生じ、つまらない事に不意に涙を流すかと思うと、人が気にとめない事にむやみに腹を立てます。そして怒ったかと思うと、またすぐ起源をなおしたりします。決して残忍な事はせず、融和的な物腰であり、自分より強い者に対しては自分の弱さや劣等性を告げて迎合します。但し、女や子供に対して愛情を持ち、ペットとして小さな犬を可愛がったりします。美点としては、とても正直で盗みを働く様なことはあまりしませんし、慈悲深いところもあり、納得がいくと貧しい者には小金を義捐金として出したりもします。
宦官の特徴を見てみると、一般的な女性に対するイメージに近いようですね。(女性に対して失礼かも)やはり、一物を取ってしまうと女っぽくなってしまうという事なのでしょうか。
