紀元907年、300年近く続いた唐王朝を滅ぼした朱全忠は、後梁王朝を打ち立てます。これ以降、中国北部では後唐、後晉、後漢、後周と次々と政権が交代して五代と称され、南部及び西部では、呉、南唐、呉越、楚、閩、南漢、前蜀、後蜀、荊南、北漢などの政権が割拠して十国と称されることになります。
趙匡胤が北宋を建国する紀元960年までのおよそ50年余りを五代十国期と称しますが、この時代の宦官制度は、基本的に唐の影響を受けつつも、各時代の必要性に合わせて改変を加えていき、面々と続いていくことになります。
ここでは、各国の宦官制度がどのように続いていったのかをみてみるとしましょう。
1.五代十国の宦官について
2.後唐の宦官について
3.南漢の宦官について
3−1.南漢初期の宦官について
3−2.宦官王国の成立
