使用機器

2006年10月22日現在の使用機器状況

こんなものを使ってますコーナー。それぞれの機器についてコメントを添えてみました。

音響機器

Infinity IRS-OMEGA[Main/Front Speaker]

Infinity社としてIRSを冠した最後のスピーカ。巷では「IRSと名乗るには物足りない」という声も聞かれますが、それにしてもこのクラスとは思えないほどのスケールの大きさ、レンジの広さに圧倒されます。

HE-EMIT、HE-EMIM、更に背面にはEMIT-Rを搭載しており、サービススポットの広さや、歪感の少ない中高域など、このスピーカならではの魅力があり、私自身は「壊れて修理不可能となるまで」使い続けて行きたいと考えています。

Accuphase E-408[Integrated Amplifier]

本来であれば、IRS-OMEGAにはセパレートアンプ、しかもモノラルパワーを奢ってやりたいところですが、今の私には経済的な面からこれが限界です。とは言っても、躍動感やレンジは十二分に広く、私の好きな80年代洋楽ポップスを楽しむには十分とも言えます。

なお、最初設置したときは「ずいぶん音が硬いな」と思いましたが、ブチルゴム+テフロンテープのインシュレータを敷いたところ、いくらかふくよかな音に変わり、また細かい音も出るようになりました。

Accuphase DP-67[CD Player]

CDプレーヤは、それまで使用していたCDP-777ESAの調子がいまいち良くないので買い換えました。他の候補としてはDENONのDCD-SA1やmarantzのSA-11S1などでしたが、SACDは殆ど聴かない上、DCD-SA1は高額であったことや音が幾分暗かったこと、SA-11S1は音の密度が低かったことが気になり、本機に落ち着きました。

音質は濃厚かつ明瞭で、これはこれでいい音だと思うのですが、私の趣味はもう少し温かみのある音なので、試行錯誤したところ、上述の通りE-408にインシュレータを導入し、更に本機にソルボセインシートをカットしたものを敷くことで、そこそこ満足の行く音質になりました。更にケーブルの交換なども試してみたいのですが、先立つものが…。

KENWOOD KT-V990[FM/AM/TV Sound Tuner]

「そこそこ良い音でFMラジオが聴きたい!」と思い、ネットオークションで美品を入手。若干周波数ずれを起こしていたため、DMF-7020とともにメーカメンテナンスに出したところ、こちらも素晴らしい音に変貌。どちらかと言うと高域が強調されている感がありますが、FMとは思えないほど明瞭な音が出ます。

なお、このチューナではAMはもちろんのこと、TV(地上波)の音声をも聴くことが出来ますが、それ自体にはあまり使い道がなく、もっぱらFM受信用として使用しています。

KENWOOD DMF-7020[MD Deck]

元々は父の所有物でしたが、「録音が出来なくなった」と言うことでMDS-JA333ESへの買い替えをした際に、お下がりとして譲り受けました。修理前はあまり全体的に音が薄く、「本当に評判のいい機械だったのか…?」と思いましたが、修理(ピックアップ交換)後はMDとは思えないほど密度の濃い音が出てきて驚き、そのはずみでサイバータイトラCT-H90まで購入してしまいました(^^;。

個人的にいまいちに感じる点は、メカアクションがなんとなくチープなのと、動作音が大きいことです。デザインも、かつての同社製品と比べる(KT-V990と比べても差は歴然!)となんだかなー、という感じです。

PIONEER D-HS5[DAT Deck]

購入当時は、ポータブルDATのSONY TCD-D7でヴォーカル録音を行っていたのですが、いまいち調子が悪く、また編集作業では据え置き型のほうがやりやすいこと、更にこれまで録り貯めたテープがそれなりにあることなどから、比較的安価で定評のある本機を購入。音質云々以上に、ロータリーヘッド使用機器でありながら、購入以来ノーメンテナンスできちんと動作しているのが素晴らしいです。もっとも、最近は使用頻度も少なくなってきていますが…。

なお、ポータブル機としてTCD-D8も所有していますが、こちらも最近はめっきり出番が減ってしまっています。

SONY TC-KA5ES[Cassette Tape Deck]

カセットテープは父のデッキで録音したものなど、そこそこの本数を持ってはいたのですが、「所詮過去のメディア」としてあまり重視しておらず、これまでまともなカセットデッキを持っていませんでした。しかし、たまに猛烈に聴きたくなることもあり、それなりのデッキを中古購入しようか、などと考えていたところ、動作保障付の本機(本体のみ)が\4‚200という捨て値で放出されていたため、すかさず購入。若干アジマスが狂っているような気がするのと、RECボリュームなどにガリが出ていますが、それ以外は特に大きな問題もなく、筐体自体も比較的綺麗で儲けものでした。

音質については、前述のアジマスの件を差し引いての感想になりますが、とにかく太い音、と言う印象です。KA7ESに比べると解像度で引けをとりますが、普通に聴く分にはこれで十分なのでは、とすら思えてきます。

なお、取説は父のTC-KA7ESと共用のため入手不要、リモコンは部品販売で購入しました。そのうち、メーカへメンテナンスをお願いしようかと考えています。

映像機器(関連するものを含む)

SONY KD-32HD900[BS Digital/Trinitron Tube Television]

本機購入前はNECのRGBモニタ(PC-KM291)などを使用していましたが、結婚に際し、「それではあまりにもテレビとして使いにくい」と言うことで、当時としては念願のdigital Hi-Visionテレビを導入しました。絵はソフトフォーカスですが、非常に解像度の高い、繊細な表現が出来るので気に入っています。ちなみに、このテレビで一番驚いたのは、その画質よりも内蔵スピーカの音質。音楽番組でもない限り、テレビのスピーカの音声でも充分、と思わせるほどです。

今となっては液晶やプラズマテレビが主流になって久しいですが、最終期のFINE PITCHトリニトロン管テレビとして、地デジが十分に一般化するまでは使用する予定です。

Infinity Kappa Center-B[Center Speaker]

ツイータにEMITを搭載しているので、「きっとIRS-OMEGAとの相性も良いだろう」と思い、音すら聴かずに衝動買い。実際には音色こそ似ているものの幾分薄口で、MCACCの「ALL CH ADJUST」を使用したりすると、このスピーカの影響を多分に受けて音の密度が低下したりします(^^;。

まあ、写真をごらん頂くと分かるように、セッティングに問題があるのは明らかなのですが…、当面はこのままかなぁ。

Infinity Kappa 6.2i[Rear Speaker]

OMEGAが来るまではメインスピーカでとして使用していました。音自体は穏やかさをベースにそこそこの鳴りっぷりを持ちあせていて、決して悪くはなかったのですが、やはりウーファの小ささ故か中低域は物足りない感じは否定できず、故に購入から僅か3年程度でIRS-OMEGAにその地位を譲ることになってしまいました。

なお、かつてはネットをはずしていましたが、リヤスピーカとして使用するようになってからは、OMEGAとの見た目上の統一感などからネットをつけたまま使用しています。

Pioneer VSA-AX10Ai[Audio Visual Multi Channel Amplifier]

以前使用していたDSP-AX10の音質、機能にどうしても辛抱ならず、人気が今ひとつで投売り状態となっている本機に入れ替えました。音質だけならばVictorのAX-V8000や、設備構成そのものを見直す覚悟でSONY TA-DA9100ESなどと言った選択肢もありましたが、前者は今となっては対応フォーマットの少なさや、自動音場補正機能が無い、IEEE1394(AUDIO)が無いなどといった「無い無い」づくしの上、メーカ自体の今後のスタンスがいまいち見えないため、「きっと手に入れてもいろいろ後悔する」と思い除外し、後者はとにかく高額で、しかも筐体が非常に大きく使い勝手が悪いので、以前から気に留まっていた本機になりました。MCACCによる補正効果は絶大で、特に「FRONT ALIGN」で使用する分には、音楽CDなどであっても音痩せなどは感じさせず、むしろ細かい音まで聞こえる感すらあります。以前は「音楽CDをわざわざマルチで聴くのは邪道」とすら思っていましたが、これでなら「悪くない」とすら思えます。また、パワー部も必要十分で、Kappa Center-BやKappa 6.2iをきっちり鳴らしてくれます。特にリアCHの解像度が著しく向上し、思わず鳥肌が立つほどです。

PIONEER HLD-X9[Hivision LD/LD Player]

同社最後のフラッグシップLDプレーヤ。「最終生産」と言う報を聴き、最後まで迷いましたが、結局手に入れてしまいました。

音質はそれほどではありませんでしたが、画質についてはXシリーズを名乗るだけのことはあり、例えば同時期に発売となったLD-S9とは色の濃さや、画像の安定感で一線を画しています。

とはいえ、この機種をもってしても、もはや最近のDVDプレーヤ+高画質DVDソフトには到底敵わない印象。名実ともにLDの時代は終わったことを認めざるを得ません。

PIONEER DV-S858Ai[DVD-Audio/Video/SACD Multi Player]

以前はDV-S9を使用していましたが、対応フォーマットの少なさや、ソフトによってはブロックノイズが目立つこと、使い勝手もいまいちだったことなどから買い替え。画質云々以上に、対応フォーマットの多さやIEEE1394(AUDIO)の搭載により、将来のステップアップに寄与する(当時の観点として)こと、それから購入価格が安価であることなどから本機を選びましたが、購入後はむしろ画質を見て驚愕。DV-S9のそれとは隔世の感すらあります。

ただ、ハードそのものはあまり魅力がなく、ペナペナで非常に軽い筐体、高級感など微塵もなくむしろパソコン用のそれに近いドライブの動作などは、コスト至上主義そのものであり、そういう意味でもS9とは隔世の感があるというか(^^;。従って、音質についても想像通り「薄い音」で、「外部DAC(AVアンプなど)を使用することが前提」と割り切っているようです。

なお、前出のVSA-AX10Aiとの組み合わせでの音は、良くも悪くも「必要十分」かつ「自然」。オーディオ的にはあまり面白くないのかもしれませんが、聴いていて非常に心地よいです。DP-67もいい音だと思うのですが、普通に聴く分にはこちらのほうが聴きやすいような気も…。

PIONEER DVR-510H-S[DVD-RW/HDD Recorder]

「どうせ近い将来、追記型Blu-rayディスクなどが出る」と言うことを前提として、とにかく安くて、かつ、確実にDVD-Rに書き込みが行えるという基準でのみ本機を選択しました。と言うわけで、特に感想らしいものも無いのですが、東芝のものと比べると音質、画質ともになんとなくいまいちの感がぬぐえません。もっとも、東芝は特に初期の製品でDVD-Rへの書き込み不良などあって、どっちもどっちな印象があるのですけれども、今はいくらか改善したのでしょうか。

SONY RDZ-D97A[DVD-RW/+RW/HDD Recorder]

DVR-510H-Sを子供の教育番組用としてほぼ占有的に使用するようになり、HDD容量が不足気味になったのと、地上波ディジタルを体験してみたいこと、ディジタル放送波のエアチェックに際し、都度テレビとレコーダの両方に予約を行わなければならず面倒になったことなどの理由により、何らかのレコーダを購入しようかと考えていたところに、本機が在庫処分価格にて販売されていたので、思わず衝動的に購入。それまで東芝RD-XD92Dあたりの購入を考えていて、SONYのレコーダは全くノーマークだったため、どんな特徴や機能があるのか、取扱説明書を読むまで分かっていませんでしたが、使ってみると意外と満足度の高いものでした。XMB一つとっても、慣れてくると非常に使いやすいですし、おまかせ録画なども「こんな番組があったのか」と色々と気づかされます。編集機能やDVDメディア対応フォーマットの数などは、XD92Dの方が優れていますが、それ以外の部分はこちらの方が優れているのではないでしょうか。ディジタル放送波の受信映像についてはテレビのBSディジタルチューナより明らかに綺麗ですし、SDコンバート後の音質、画質ともにDVR-510Hを上回っている様に見えます。むしろこれだけの能力を持ちながら、ディスクドライブがDVD-RW/+RWなのが不自然な感じすらあります。まあ、本来XMBなどのインタフェースはBlu-rayディスクレコーダと同時にデビューするはずのものだったそうなので、そう思えるのもある意味必然なのかもしれません。良い買い物でした。

Victor HM-DR10000[D-VHS Video Deck]

HD録画には対応していないD-VHSビデオデッキ。購入当時はHDに関する機器は所有していなかったことや、そもそもの購入理由が「それなりの性能を持ったS-VHSビデオデッキが欲しい」だったので、これで十分です。実際、使用してみたところ画質・音質ともにそこそこで悪くはないです。購入価格も比較的安価でしたので、それなりに満足しています。

鳴沢がオーディオに求める音とは

現在の私がオーディオに求める音の傾向として、特に以下の3点が挙げられます。

  1. ワイドレンジ、かつ帯域間のバランスがとれているもの
  2. 長時間聴いていても疲れない
  3. 濃密で、音がフィールドを形成するもの

この中でも「1.ワイドレンジ、かつ帯域間のバランスがとれているもの」は特に重要で、仮にレンジが広かったとしても、特定の帯域が強調されすぎた音などはあまり好きになれません。

次に、「2.長時間聴いても疲れないこと」も重要です。最近は「反応が速い」、「躍動感」と言うことが重視され、実際、評判のスピーカではそれらが特に際だっている様に見えます(これはあくまでも私の主観です)が、私はむしろ反応の速さより「長時間聴いても疲れないこと」を重視します。もちろん、「長時間〜」かつ「反応の速さ」が両立していれば言うことはないのですが、前述した「ワイドレンジ、帯域バランス」との件をも考えますと、これら全部を満足させるにはあまりにも難しく、また、コストも馬鹿になりませんので、まずは重点を絞っている、と捉えていただければと思います。

最後の「3.濃密で、音がフィールドを形成するもの」とは、音が「その場に居るかのような」雰囲気が欲しい、ということです。試聴の際、その中に飲みこまれてしまうと錯覚するほどの場を形成してくれる音が出ると、思わず背筋が震えてしまいます。しかし、この音の実現には、「音の緻密さ(微小音再現性)」、「歪みの低減」、「S/N比の向上」などポイントが多数あり、容易ではありません。

以上を総括しますと、私がオーディオに求める音とは、どちらかというと「落ち着いた音」であると言ってよいでしょう。