スモレンスクの駅はドニエプルを挟んで旧市街の対岸にあるため、街を観光するには橋を渡らなくてはならない。その橋の上からの一枚。丘の上のウスペンスキー聖堂と、ドニエプルに面した古い城壁のシルエットが非常に美しく、感動的ですらあった。
橋の反対側を眺めると、大天使ミハイル教会の白壁が遠望できる。これも非常に古く、12世紀末に建てられたもの。
ドニエプルの川岸まで下りてみました。キエフ・ルーシの昔、スモレンスクの人々はこの川を下り、遠くコンスタンティノープルまで旅したのである。
スモレンスク最大の見どころの1つ、街を囲む城壁。1596年から6年の歳月を費やし、ポーランドの侵攻に備えるため建設されたもので、ロシアの総力を上げた大事業であった。当時、国中の資材と職人がスモレンスクに投入され、他の街での石造建築は死刑をもって禁じられたという。
スムータ(動乱)時代の1609年、ポーランド王ジグムント3世の軍隊は大軍をもってスモレンスクを包囲した。守備隊はこの堅牢な城壁に依って寡兵よく戦ったが、1611年6月、遂に陥落した。つまり、城壁は完成後間もなく熾烈な実戦を経験したことになる。
(05.08.01更新)