ロシア歴史紀行アルバム13-3

川から見たモスクワその3



クレムリン・大宮殿の横を通過中。この写真では小さく見えるが、実物は呆れるほど大きいんです。しかし、同じ巨大建築でもスターリン時代の高層アパートとソヴィエト後期のロシア・ホテル、それに帝政時代のクレムリン宮殿と、並べてみると時期ごとの個性が見えてきて面白い。


クレムリンの対岸を飾るこの古めかしい建物、実はロシアの国営石油企業であるロスネフチの所有物であるらしい(本社ビルかどうかは不明)。現代ロシアの経済、あるいは政治の屋台骨をも支える組織の1つがこんなクラシックな建物の中に。


クレムリンとロシア・ホテルを振り返る。こうして見ると確かに、ロシア・ホテルの巨体はクレムリンの景観とマッチしていないような…まあ、取り壊しの本当の理由はいろんな利権絡みであるらしいけど。


かつてはクレムリンを守る天然の堀であったネグリンナヤ川も、現在ではこんな姿に。決して下水の排出口ではありません。ナポレオン戦争によるモスクワ大火後の1819年、復興を進める中でネグリンナヤ川はパイプに収められ、地中に埋められたのだという。


モスクワを代表する巨大建築の1つ、救世主キリスト聖堂。ナポレオン軍への勝利を記念して1889年に完成、しかし1931年にスターリンの命により爆破され、ソ連崩壊後の2000年に再建されたという、激動と混迷のロシア/ソ連史を象徴するような運命をたどっている。

(05.09.07更新)


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