プーシキン広場にそびえる新聞イズヴェスチヤの本社ビル。1920年代に建設されたもので、無駄な装飾を排し、直線と円を多用した構成主義建築の傑作…であるはずなのだが、今ではご覧の通り。広告に覆い隠されて元々の印象がよく分からなくなっている。これもまたポスト・ソヴィエト時代の象徴か。『ロシア建築案内』をお持ちの方は、73ページの写真と見比べていただきたい。
同じくプーシキン広場の一角に立つ聖母生誕教会。塔と丸屋根、それにココシニク(屋根に連なるウロコ状の装飾)が印象的である。
都心ではないが、年末風景を伝える写真をおまけとして載せておく。これは地下鉄ウニヴェルシテート駅周辺の市場。新年を目前に控え、買い物客で賑わっている。この時期の果物としてはモロッコ産のミカンが多い。
おまけその2。これも年末の風物詩、ヨールカ(新年のもみの木飾り)売り。元々は19世紀に西欧から伝わったクリスマスツリーが、ロシア独自の習慣として定着したものだという。なお、売っていたおっちゃんはタジキスタンからの出稼ぎで、年明けの5日には国に帰ると言っていた。
おまけその3、チョープルイ・スタンの市場。この時期になると七面鳥を丸ごと売る店が増える。他には小豚の丸ごとも多く、写真を撮りたかったのだが、警備員に怒られたので果たせなかった。
(06.01.05更新)