ロシア歴史紀行アルバム37-8

ロマコフ自動車・オートバイ博物館その8



この博物館で最も古い展示物、プジョー社製のオートバイ。何と1914年の製品で、世界でもおそらくこれ1台しか残っていないであろうとのこと。ロシア革命後の1918年、アルハンゲリスクへ上陸したフランスの干渉軍が持ち込んだものである。


ZIS-110(1949年)。モスクワ総主教アレクシー1世に対し、「ファシスト・ドイツ打倒のためロシア正教会が行なった貢献を称えて」スターリンが贈ったという極めて興味深い履歴を持つ。


正面から。ちなみに、本車は緑色に塗装された唯一のZIS-110である。総主教が重要な祭日に着用する緑色の法衣をイメージして、スターリンがわざわざこの色を指定したのだそうだ(スターリンは元神学生であった)。


こちらは、ブレジネフが総主教ピーメンに贈ったGAZ-13「チャイカ」(1977年)。ZIS-110の後、総主教は日本政府からプレゼントされた日産の車を使っていたのだが、それを知ったブレジネフはすぐにチャイカを手配させたと言われている。


ナチスの大物シリーズ第3段、メルセデス・ベンツ320。マルティン・ボルマンの自家用車であった。説明書きによれば、ボルマンの子供たちは毎朝この車で学校まで送られ、その後はボルマン家のコックが食糧の買い出しに使っていた。その際、毒殺を避けるために毎回異なる市場や店を回っていたとのことだ。ほんとかねえ。

(06.04.15更新)


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