ロシア歴史紀行アルバム54-11

カザンその11



ブラゴヴェシシェンスキー聖堂の裏手、クレムリの東側を見下ろしての一枚。カザンのクレムリが小高い丘の上に築かれていることがよく分かる。また、城壁が斜面の下に位置しているのにも注目されたい。本来であれば、西面と同じく斜面上に城壁をめぐらした方が防御上の効果があると思うのだが、何故か下に作っているのだ。


中途半端に修復してある塔。


同じくクレムリ東面。この辺りは修復作業も進んでいないらしく、城壁は荒れるに任されている。


再びクレムリの中央部に戻り、スュユンビケ塔を見る。スュユンビケとはカザン汗の妃の名前で、カザンを征服したイヴァン雷帝に言い寄られ、この塔の上から身を投げたと伝えられる。ただし話の真偽や塔の建設年代については解明されていない部分が多く、謎の多い建築物だという。また、写真でもお分かりいただけるだろうが、スュユンビケ塔は斜塔である。


スュユンビケ塔に隣接する旧カザン知事府。現在ではタタールスタン共和国大統領の公邸となっている。

(06.07.24更新)


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