ロシア歴史紀行アルバム65-1

ボロジノ


 2006年9月3日訪問。
 ナポレオン戦争に関心を持つ者であれば誰もが知っているであろう古戦場である。モスクワの西124キロの地点に位置するこの場所で、1812年8月26日(現在の暦では9月7日)、ナポレオンの「大陸軍」とクトゥーゾフ率いるロシア軍が正面から激突し、戦史にその名をとどめる凄惨な戦いが戦われた。現在でも、広大なボロジノの野の各地に当時の陣地の跡や記念碑などが点在している。
 また、毎年9月の第1日曜はこの戦いの記念日となっており、ボロジノを舞台に様々な行事が執り行われる。中でもメインとなるのが、当時の軍服と装備を身につけた愛好家たちによる戦いの再現。要はコスプレ集団によるお祭りなのだが、これがなかなか盛大で面白い。出場者はこの日のためにロシア各地から集まり、一部は外国人の参加者も混ざっていたとのこと。そして、「戦い」本番の数日前からボロジノに野営するのだそうで、恐ろしく力が入っている。今年は初めてこの「戦い」を実見することができ、その写真を公開する次第である。


鉄道ボロジノ駅。モジャイスクから1つ西側にあたる。ご覧の通りクラシックで美しい駅舎だが、中にもボロジノの戦いにまつわる絵画などが飾ってあり、一種の博物館になっていた。


駅前にあった案内板。ボロジノの野は非常に広く、史跡や記念碑を徒歩で巡り歩くのは大変だ。車か自転車があればベスト。


まずは駅に一番近い位置にあったこの記念碑から。ロシア軍の左翼に位置していたモスクワ及びスモレンスクの義勇兵部隊に捧げられている。


我々は車を持っていなかったので、駅前から古戦場の中心に立つ博物館までバスに乗った。博物館の周辺ではすでにこんな光景が。


朝からみんな飛ばしてるなあ…後方に見える像は左がクトゥーゾフ、右がバグラチオン。

(06.09.22更新)


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