ロシア歴史紀行アルバム65-15

ボロジノその15



シェヴァルジノの村外れ、小高い丘の上には角面堡の跡が残っている。ロシア軍が砲兵陣地として建設したものだが、ボロジノの戦いの前々日にフランス軍によって奪取され、戦いの当日にはナポレオンの本営として利用された。


角面堡。


この陣地でナポレオン軍に抵抗したロシア軍第12砲兵中隊に捧げられたオベリスク。


シェヴァルジノの角面堡より、ロシア軍が布陣していた一帯を望む。当時はここから敵軍の動きが手にとるように分かったはずだが、現在では森によって視界が遮られてしまっている(1812年当時に比べて樹木が増えている由)。人間による開発の手が入らずとも、「歴史的景観」を保つのは難しいということか。


同じ角面堡から、かつてフランス軍が展開していたはずの空間を見下ろしたところ。やはり木々のせいで視界は充分ではなく、これではナポレオンといえども配下の軍勢の動きを把握できないだろう。

(06.09.22更新)


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