ロシア歴史紀行アルバム84-14

キエフその50



キエフの下町ことポドリエ地区。


この路面電車に乗って、街の北東の外れにやって来た。背後に見える小さな球場はスパルターク・スタジアム。さらにその向う側は、地図によればバービー・ヤールとされている。ドイツ軍による占領時代、ユダヤ人が大量に殺戮された悲劇の地である。


停車場の近くに展示してあった古い路面電車の車体。説明板によれば、1930年代にジェルジンスキー記念電気機関車工場で製造されたもので、同タイプの車両は戦争が始まるまでに100両以上作られているという。


目的地はこれ、ドロホジチのキリル教会。1139年にキエフ公位を奪取したフセヴォロド・オリゴヴィチ(洗礼名キリル)によって創建されたと考えられる大変古い聖堂である。外部は大幅に作り替えられているが、中には12世紀のフレスコ画が残されており、19世紀末に画家ミハイル・ヴルーベリが描いた壁画でも知られている。


教会の近くに残されていた、朽ちかけた塀と門らしき遺構。昔は教会全体を取り巻いていたものだろうか。

(07.02.15更新)


37383940414243444546474849/50/5152
535455565758596061626364

アルバムへ戻る