
フレシチャーティク通りの中でも、この一角は戦争当時の破壊を免れ、革命前の雰囲気を今に伝えている。

一方、戦後の再建工事の成果はご覧の通り。重厚壮大かつ均質なイメージを与える、「いかにも」な感じのソヴィエト・スタイルである。

歩道の範囲が広く取られているのもフレシチャーティクの特徴か。大都市キエフのメインストリートに恥じないスケールだ。

何らかの官公庁らしい建物。

実際のところ、スターリン時代に特有のこうした建築スタイルをどのように評価するかは、評者の政治的な立場にも大きく左右される難しい問題である。しかし個人的な感想を言わせてもらえば、この時代の建築(を初めとする様々な芸術)には、やはり独特の美が内包されているのではないかと思う。
(07.02.15更新)