
19世紀半ばに彫刻家ピメノフが製作したウラジーミル公の像。「原案」とあるので、元々は大きな銅像のモデルとして作られたのだろう。ウラジーミルの足は異教の像を踏み付け、古い信仰を奪われたあわれな異教徒がうずくまる。何だか気の毒な感じだ。

キエフ・ルーシの歴史において重要な役割りを果たした隣人たち、ステップの遊牧民の武具。

こちらはルーシの戦士たちの装備一式である。遊牧民の刀が馬上から斬り付けるのに適したサーベルであるのに対し、こちらは両手で振り回すための直刀となっている。

もちろん、ルーシの歴史を支えたのは戦士たちだけではない。こうした道具を操る農民がいなければ、人々の生活そのものが成り立たなかったはずだ。

様々な生活用品。ハサミがすでに現在とほぼ同じスタイルであるのが興味深い。歴史上の早い段階で完成されてしまった、道具の中でもシーラカンスの如き存在であると言えそうだ。
(07.02.15更新)