
ボリシャヤ・オルドゥインカ通りを北に向かって歩く。道幅はそれほど広くなく、古風な感じの建物も多くて落ち着いた風情だ。

もっとも、全ての建物が美しく整備されているわけではない。中にはこのように、修復を必要としているものも見受けられる。

ピンク色の美しい教会が見えてきた。

エカテリ−ナ教会。地名と組み合わせて「フスポーリエのエカテリーナ教会」とも呼ばれる。16世紀にはこの場所に木造の教会が作られていたが、現存の建物はエカテリーナ2世の命により1766年から75年にかけて石で建て替えられたものである。

教会本体に比べて木製の鐘楼はいかにも質素だが、おそらく元々存在した鐘楼は革命後に撤去されてしまったのだと思う。そしてソ連崩壊後に教会は活動を開始したが、鐘楼の再建はこれに間に合わず、当座は応急の木造鐘楼でしのいでいるものと推測される。ロシアの教会や修道院ではよく見られるパターン。
(07.04.01更新)