ロシア歴史紀行アルバム94-4
赤の広場その4

ヴァシーリー・ブラジェンヌイ聖堂の前に立つミーニンとポジャルスキー公の像。16世紀から17世紀初頭にかけてロシアで荒れ狂ったスムータ(動乱)を終息させるため貢献した、2人の歴史的人物である。元々はグムの前に位置していたのだが、ソ連時代になってその対面にレーニン廟が築かれたため、全体のバランスを考慮してこの位置に移された。

像の台座。「市民ミーニンとポジャルスキー公へ、感謝せるロシアより 1818年」と書かれている。1818年というのはもちろんこの像が完成した年を指すが、時あたかも対ナポレオン戦争の勝利の直後で、ロシアの「英雄的」な歴史を称揚するには時宜を得ていたと言えるだろう。

像の脇を通って、ヴァシーリー・ブラジェンヌイ聖堂の中へ。壁一面に描かれた聖像画が見る者を圧倒する。

おそらくわざとなのだろうが、フレスコ画の描かれた部分とレンガがむき出しになった部分の両方を見せてくれている。

このような部屋も。聖堂の1階部分は礼拝のための空間ではなく、倉庫などに使われていたようだ。
(07.07.25更新)