本地垂迹説
  本地垂迹説と云うのは菩薩・諸天が神と化して跡を日本各地に垂れて現われる
 と云う意。簡単に云えば日本各地に祭られている神々とは仏教の神仏が仮の姿で
 現われたものとする説です。
  この本地垂迹説は平安中期から流れ始め、中世には概ね日本人の感覚として定
 着したものです。
  仏教側が神祇信仰を抱き込んで教説化したものです。
  もう一つ関連としてあるのが中世日本紀と云うもので日本書紀や古事記などの
 神々を本地垂迹説のもと説明したものです。
  もともと朝廷神祇信仰の根本的な記紀神話を仏教(密教)的に解釈し直し仏教の
 世界に全面的完全的に取り込んでしまおうとする動きです。

  神宮寺が出来たからと云って神祇信仰が総て無くなった訳では有りません。
  仏教の力を借りて神祇信仰の普遍性を進めたのですが、本地垂迹となると完全
 に仏教が上位に立ち、説法などにしても色々な神祇信仰の神話などが取り込まれ
 て行くのでした。

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