大鎧
中世は戦乱が多かったですけど、その時に使用された鎧の話です。
使用された甲冑には大鎧・腹巻・胴丸・腹当がありますけど、特に大鎧に
ついて。
大鎧が成立したのはいつ頃?と言う疑問はあんまりわかってません。
ある説では古代の騎兵用の両当系挂甲に起源があるといわれています。
で、次第に発展していって大鎧が形成されたのは平安末期ではないかとい
われています。
両当系挂甲には実戦用と儀仗用があり、天皇即位礼の際側近で警護を務め
る近衛中将・少将は実戦用の挂甲を、式場では中将・少将の代理を務める将
監・将曹は儀仗用挂甲を着していましたが、やがて両方とも儀仗用と化して
行きましたが大鎧は実戦用挂甲の流れを組みます。
で、このことに着目すれば大鎧を着用するのは衛府の四等官以上、つまり
六位以上の貴族・官人になる。
実際問題、貴族と鎧の関係は深く白河上皇とかは近習や殿上人に武者姿に
して閲兵する事を好んだそうで中将などに鎧を与える事もあったそうです。
ですから、ある程度の官位、もしくは「累代の将家」と呼ばれる武門の棟
梁などは大鎧を使用したことになりますね。
中世の戦闘においても騎上の弓戦が主でしたからそのためにも大鎧は発展
していったんでしょうね。
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