問
二月十五日に涅槃像を描くのはどうしてでありましょうか。
答
そもそも、一代の教主である釈迦如来がこの世に降誕した始まりを尋ねてみると、、釈迦如来は浄飯王の皇子として降誕し、七日目には母の摩耶夫人がお亡くなりになった。十九歳のときに出家して、三十の時に悟りを開きなされ、八年間母の恩に報いることを思いなさって、一夏九旬(約九十日)の間法を説いて、とうとう、沙羅双樹の元で涅槃に入りなさった時の有様を絵にして二月十五日に入滅しなさったので、今日これを掛けるのである。『遺教経(涅槃経のことか?)』などといって人が供養するのも、釈迦が涅槃に入ろうとなさる時にこのお経を説き、諸々の弟子の為に遺勅を残しなさった経を今日講読するのである。