今宮祭の起源



五月九日の今宮祭はいつごろからはじまったのでしょうか。


今宮は疫病の神である。正暦五年(994)のころから天下は平静にならなかったので、社に祀って永久の祭礼絶えないと聞いている。そのとき、藤原長能が二首献上したのは正しく『後拾遺和歌集』に入っていると聞いている。





白河法皇が藤原通俊に編纂させた『後拾遺和歌集』の巻四に、本文と該当する歌があります。

よのなかさわがしうはべりける時、さとのとね宣旨にてまつりつかうまつるべきを、「うたふたつなんいるべき」といひ侍ければ、よみはべりける。…藤原長能

 しろたへの とよみてぐらを とりもちて いはひぞそむる むらさきののに
 いまよりは あらぶる心 ましますな 花のみやこに やしろさだめつ

このうたはある人云、よのなかのさわがしうはべりければ、ふなをかのきたに、いまみやといふ神をいはひておほやけも神馬たてまつりたまふとなんいひつたへたる。
     

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