天中節



八月朔日に天中節という札を柱に貼るのはどういうわけでございましょうか。


このことは陰陽道の『秘方』というものに見える。火難・盗・病・口舌の災いを払う術である。七月の末日に、生気の方角の木を取って炭に焼いて、「八月朔日天中節赤口白舌随節滅」と書いて門に押すと見える。昔の国事であろうか、后が天中楼で人と契りを結ぶとき、その人は遂に望みを遂げずに急死して、火の神になって天中楼を焼いたとき、この后はこの呪を唱えなさったところ、その火はたちどころに消えたということが書に見える。





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